2009年 08月 17日
100倍の世界! |
原理はSPの振動板の前に置いた検出コイルからコーンの振動速度を検出して アンプの入力に帰還して入力信号との比較をしコーンの動き(サスペンション)を制御するのだが 現実にはそう簡単にはいかない 自然界の法則が様々な邪魔をするようだ 制御したい帯域を低域以下に限れば 帰還量も20dB(10倍)程度では足りず 40dB(100倍)は必要だという おなじMFBでも帰還量が20dBと40dBでは異次元の世界だという つまり今までの常識が全く通用しないということらしい この辺にMFBが本格的に認められない(普及しない)理由があるようだ
まずはコーン紙! 紙は全く駄目! へなへなで制御不能! まずできるだけ剛性を確保する必要がある 現状では一世を風靡したDIATONEのアラミドハニカムコーンやYAMAHAやONKYOなどのカーボンコーンしか使い物にならないという 他にもバッフルやエンクロージャーがホーンのような動作をするとか マグネットの後ろにデッドマスを貼らなければ 強MFBはマトモな音にならないのでフレームのお尻も重要な要素だそうだ また口径も重要で25cm~30cm前後が使いやすいようだ 40cmになると制御不能になる可能性が大きいという
で 聴いた40dBのMFBウーファーの音はまるで別世界!というか まったく自然でオーディオ的に誇張するような部分がなく風のようだ 圧巻はフォープレイのバスドラム! 重い空気の圧力感はなく爽やかに体を通りぬけてゆく またドラムの皮の厚みが解る感じで いままでどのシステムでも聴いたことがない音だ オケなどの空気感は口径(22cm)からして やや足りない印象だが 視聴した部屋は20畳 一般的な10畳前後ならまったく不足はないと思う この音を聴いてしまったら病みつきになる もう戻れない? 高橋先生のお宅で聴いた時も風のように軽い低音に感動したけど 100倍の世界はさらに感動が大きい もちろん100倍のMFBがすべてを解決するわけがないけど SPという電気で制御する部分と機械制御の部分をしっかりと抑えた設計とノウハウがないと成功はしないようだ(MFBの解説は間違っている部分もあるかもしれないので参考程度にお願いします)
by te27sf
| 2009-08-17 23:32
| オーディオ自作SP
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Comments(4)
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OZ
at 2009-09-13 15:03
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越谷のMFBウーハー、素晴らしかったですね。
僕はこれまで何度となく聴いてきましたが、ここにきて一気に別世界に行ってしまった感があります。
特に低音のトランジェントにはびっくりです。菅野盤から長岡盤の自衛隊や映画まで全対応でした。共振でそれらしく聴かせるのではないので鼓膜が痛くなることもありませんでした。
あれを聴いてしまうと、現在の市販スピーカー(MFB制御されていない=鳴るにまかせるウーハー)は全て楽器ですね。タンノイもB&WもYGもBHもみんな楽器型スピーカーの範疇に入ってしまいます。
僕はこれまで何度となく聴いてきましたが、ここにきて一気に別世界に行ってしまった感があります。
特に低音のトランジェントにはびっくりです。菅野盤から長岡盤の自衛隊や映画まで全対応でした。共振でそれらしく聴かせるのではないので鼓膜が痛くなることもありませんでした。
あれを聴いてしまうと、現在の市販スピーカー(MFB制御されていない=鳴るにまかせるウーハー)は全て楽器ですね。タンノイもB&WもYGもBHもみんな楽器型スピーカーの範疇に入ってしまいます。
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te27sf at 2009-09-13 20:15
僕も衝撃でした。太鼓の皮の厚みが判るような軽さと速さには驚きでした。
この辺をメーカーも真剣に追及してほしいですね。いくつかのメーカーが取り組んでいるようですが PC用など小型方向に行ってしまってます。
この辺をメーカーも真剣に追及してほしいですね。いくつかのメーカーが取り組んでいるようですが PC用など小型方向に行ってしまってます。
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toro
at 2010-01-14 23:29
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最近、MFBに興味を持ち始め、こちらのHPを見つけました。
40dBのMFBウーファーは、現在どちらかで拝見できるものでしょうか? 何か情報あればご教授お願いします。
40dBのMFBウーファーは、現在どちらかで拝見できるものでしょうか? 何か情報あればご教授お願いします。
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te27sf at 2010-01-17 13:12
はじめまして「toro at」さん
ブログで紹介したお宅は僕の友人の友人ということで 申し訳ないのですが直接のご紹介はできません。また大変お忙しい方のようで 月のほとんどを出張しているようです。
とりあえずMFBなら「ラ技」経由で高橋先生宅をあたってみるのがよいかと思います。お役に立てなくて申し訳ありません。
ブログで紹介したお宅は僕の友人の友人ということで 申し訳ないのですが直接のご紹介はできません。また大変お忙しい方のようで 月のほとんどを出張しているようです。
とりあえずMFBなら「ラ技」経由で高橋先生宅をあたってみるのがよいかと思います。お役に立てなくて申し訳ありません。