2008年 03月 24日
OZさんの印象 |
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1)スイッチング電源15V+楠本(イルンゴ)氏設計オペアンプ(627AP)、ボリウムは最高級アルプス製
非常に透明度が高く微粒子サラサラで歪み感ゼロ。ただし抑揚がなく薄く実在感がない。パイオニア●●●●●を思い出してしまった。低音はやや緩くて薄くハイ上がり傾向あり。
2)次に電源を電池(ハイメタ11V)に交換
いきなり彫りが深くなり密度感のあるオーディオ的にも音楽的にも感動できるハイレベルな音に。しかしハイ上がり傾向はまだあり。
3)更にオペアンプを797ANに交換
これまたガラリと変わり、クッキリとした全域で力強い音に。やや粗削りでジャズ向き。
4)ここで通電しておいたマランツSC-7S1(我が家で4年半使用)を投入
クルクル回すデジタルボリウムだからというのもあるが、まず音量感(押し出し)がない。
さすがはマランツ、静けさなどクオリティは電池式に負けない水準でボーカルのディテールは一番よく聴き取れるが、肺活量が少ない感じ。高音は絹ごしでしなやか、低音もスムーズ(パンチは弱い)でバランスが良い。音場は広い。
他のプリと比較すると、軟調で線が細く、いわゆる柳腰の日本女性のイメージで、微小音は優れているが、大音量の迫力が弱い。
あれ? こりゃ我が家の音そのまんまだ。あらためてプリの支配力の大きさにビックリ!
5)最後に前回ベルテックと対決した窪田式(スイッチング電源)プリに交換
これはこれまでのアンプと帯域バランスがまるで異なり、バスを5dB上げてハイを2dB下げたようなピラミッドバランスでF特が違うんじゃないかって感じすらした。
安定感最高、ダイナミックレンジ最高。質感は素朴で偏りがない。輪郭強調(尖ったところ)がないのに情報量大で、MA Recordingやチックのピアノが自然。
これに2)や4)のフワーッとしたエアー感が加われば最高だろう。
今回は傾向が違うものの2)と5)が互角で、3)はジャズ向き。4)はクラシック向き。1)はぬるい低感度スピーカー向けという感じ。
1)と2)の違いが非常に大きく感じられたが、電池の場合は天板を外していたのも関係したかもしれない。
また4)は市販品としてはトップクラスと思うが、やはり電源部の限界があるのかもしれない(迫力や厚みはアキュのC-290Vの方があった)。
とにかく自作(含ガレージ製品)で使いたいと思ったのは久しぶり。次はぜひawayで聴いてみたい。
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ほぼ僕と同じ感想だ エアー感を出すのはむずかしい 過去に聴いた機種ではC-290Vとサトリプリが唯一エアー感を感じたが C-290Vはエアーの密度と温度がやや高い印象 サトリは透明感は優れているがやや軽い感じだった
オペアンプははじめての挑戦だが 高級パーツというか同じ傾向のパーツや線材などを使い過ぎたのが音の傾向に現れている気がする まずは抵抗はアルファの箔抵抗だが これはむしろ一般的な抵抗の方が良かった印象 コンデンサーのOSコンも同じだ あとは入力系ケーブルにはアムトランスの金メッキ単線(φ0.9)を使った すべてがクリア系のパーツなので もう少し濁してバランスを取ったほうが良いかもしれない ベテランマニアのアドバイスも同じで 627あたりはシンプルベストの一段構成より 二種類を混ぜて使ったり 2~3段構成にすることが多いという 高性能オペアンプの一段構成でメーカー製を凌ぐのは至難の業らしい いろいろ勉強になりました
by te27sf
| 2008-03-24 23:16
| オーディオ自作アンプ
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Comments(3)
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by
OZ
at 2008-03-27 23:43
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コピペありがとうございました。
あえて言えば、TE27さんと感想がほとんど一緒だったのがつまらないくらいでしたね。違う人間が聴いているのでもっと違っても良いはずなのですが。
ただ、「エアー感」という言葉だけは違う使い方をしているようです。
僕はハイエンドがスーと伸びた爽やかな感じをイメージしますが、
TE27さんのエアー感というのはもっと低い帯域まで含めた臨場感のようなものですね。
なので、僕にはC-290Vにエアー感は弱く、SC-7S1に強く感じます。
人によって意味が違う典型ではないかと。その食い違いが面白いわけですが。
あえて言えば、TE27さんと感想がほとんど一緒だったのがつまらないくらいでしたね。違う人間が聴いているのでもっと違っても良いはずなのですが。
ただ、「エアー感」という言葉だけは違う使い方をしているようです。
僕はハイエンドがスーと伸びた爽やかな感じをイメージしますが、
TE27さんのエアー感というのはもっと低い帯域まで含めた臨場感のようなものですね。
なので、僕にはC-290Vにエアー感は弱く、SC-7S1に強く感じます。
人によって意味が違う典型ではないかと。その食い違いが面白いわけですが。
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by
te27sf at 2008-03-28 19:25
仰る通りですね。僕のエアー感はまさにホールトーンです。低い帯域から高い帯域までをカバーする空気のざわめきみたいなモノです。たしかに290Vは高域のエアー感は弱かったです。
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by
OZ
at 2008-03-28 22:06
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なるほどそうですね!
低音のエアー感と高音のエアー感は違いますね。帯域に分ければ共通認識できます。
低音のエアー感と高音のエアー感は違いますね。帯域に分ければ共通認識できます。