SCD-XA5400ESを購入した理由は ある評論家が「5400はあのDR1を彷彿とさせる」というコメントを書いていたということもある ディジタル機器の進歩は早いので 安い機種が高級機に肉薄することは十分にありうるからだ そんな憧れのDR-1が8月ころオーディオユニオンの中古速報に70万円台前半と後半で2機種も登場した 当然指を咥えて見ていたが あっという間に売れていった そんな記憶が残る9月のある日 ヤフオクに50万円台で入札中のDR-1を見つけた ウォッチリストに入れて監視していたら偶然にもある親睦会の積立金が返ってくることになった このタイミングには驚いたが 迷わず入札! 予想よりやや高くなってしまったが 無事落札! 今日 我が家に届いた 傷もなく美品の部類に入るが メカはやや音が大きい 中古だからそろそろオーバーホールの時期かもしれない SONYはSCD-1もそうだがメカトラブルが多い 交換した5400も前機とまだ同じような音がする dcsがメカをSONYからエソテリに鞍替えしたのも頷ける?
アナログOUTはRCAのみ バランスは装備してない デジタルOUTは豊富で「i-Link」のDSD出力も装備 TA-DR1とのi-Link接続や同じi-LinkでTA-DA9100ESなどとのSACDマルチの接続も可能だ ただi-Linkは絶滅危惧規格で その後規格統一がされず 各社バラバラの規格になってしまったので いまやHDMIにとって代わられようとしている プラズマや液晶の大型ワイドTVには便利だが 本格的な「V」や「A」では不評だ ただSCD-1にはなかったワードシンク入力を備えているので 外部クロックの入力が可能だ
シャーシー内の様子 ほとんどを電源系が占めている 左の側板にRコアトランス3個 右の側板にDACを装備 126万円の機器にしてはDACの扱いが寂しい気がする 個人的にはSCD-1のようにバランスOUTや777のように5.1CHのアナログOUTも装備してほしかった この大きさに拘る必要はなかったのではと感じてしまう
肝心の音はというと やはり普及機とは大きな差を感じるのは当然だが 大きな違いは解像度や透明感で細かな音が見えてくる 超低域の空気感や高域の自然さで差をつける DACを内臓とDAC64とを比較してみたが 超低域の広がりで違いが判るが 高域はDAC64(バッファなし)の方が やや濃いというか ちょっとどぎつく感じてしまう DSD(i-Link)の規格は迷走というか絶滅寸前だが 音がいいのでSONYの次期フラッグシップAVアンプ(TA-DA9500ES?)で復活して欲しい というかi-Link入力を備えたデジタルマルチプリを出して欲しいけどオーディオに特化したデジタルマルチプリは出現不可能か そういう意味ではC-AX10は最初で最後のデジタルマルチプリになるかも知れない