昨年の12月12日にNHKホールで聴いたシャルル・デュトワ指揮/NHK交響楽団 マーラーの「交響曲第3番」がEテレ「クラシック音楽館」で先日放映され BDレコーダーに録画したモノを視聴した (長らく交響曲第5番と間違って掲載しておりました 申し訳ありません)
聴いた席は2階席の舞台から見て左側 ちょうどこの写真でデュトワの右後の位置だった
放映ではデュトワのインタビューがあり この曲の紹介からマーラーに対する思いなどホールで音楽だけ聴くのとは違った面白さがある それとホールで聴いた印象と放映された番組を視聴した印象で大きく違ったのはデュトワの気迫とオケの迫力だ 二階席では残念ながらオケの迫力までは伝わってこないしデュトワの気迫も演奏からは伝わってくるものの再生音楽と映像から得られる迫力とは違う性質のものだ 再生音楽の良さが解るこの(放映の)デュトワのマーラー3番はよかった その次の回の同じくデュトワのバルトーク「中国の不思議な役人」とサン・サーンスの「交響曲第3番オルガン付」もよかった ピアノとオルガンを交響曲に組み込んでスケールの大きさと先進性にチャレンジした魅力的な曲だ これも生と聴き比べたかった
自分が同じ生演奏と再生音楽と映像を比較してみて感じたことは やはりリアルタイムの演奏の良さと再生音楽と映像の良さは別物であり それぞれに良さがあると思った 生演奏ではよっぽど理想的な席に座らない限りは演奏のディティールは解らないし 楽器や声楽のアップも聴きながら観ることはできない 再生音楽と映像では美味しい部分だけ堪能もできる ただカメラワークによっては多少の違和感を感じることもあるけどこれは仕方がない