2007年 04月 10日
長岡式+石井式(1) |
石井式リスニングルームは10年以上前にMJ誌で石井先生の記事が毎月掲載されていたが 10分の1の部屋の模型を作って実験を繰り返して理想的なリスニングルームの一つの結論を得たという 実際に各地で稼動?中だという
写真は自作D-55と「とんぼ」さんとこから嫁入りしたD-55takechanをバーチカルツインとして 間にTWのJA-0506Ⅱを挟んだもの 圧倒的なスケール感とオケの厚みは圧巻だ ただ試聴位置はSPから3m弱だが D-55VTの配置が左右を広げて(試聴位置から120度位)超内振りの配置なため 耳に直接ユニットの音が届くようなセッティングなので どうしても滲みが気になってしまう のちに1本使いも試してみたが 厚みやスケール感はやや後退するものの見通しのよい広大な音場感は魅力だった
センターにはファントムのFE-208ESR+0506が2台とF-27という長岡先生設計のFW-127+FT27Dの2wayが設置されている F-27は12cmとは思えないスケールで圧倒された
石井式リスニングルームは低音と高音の吸音を交互に行なう独特の壁と天井が特徴だが 低音を吸音(中高音は反射)する壁は12.5mmの異なる材質の合板に5.5mmシナ合板を張り合わせた30mm厚の壁で叩いても全く鳴らない この壁の内側はグラスウール層が100mmある 中高音を吸音する部分はサランネットのようなクロス張りで枠の中はグラスウールだという 詳しい構造は専門サイトを参考にしていただきたい 思った以上にデッドな印象だったが 機器の違いは明確に判り 特に低音の吸音というか処理が効果的で 大音量にも全くストレスを感じない部屋だ 先日の無藤氏のリスニングルームとは対照的であり 一般家庭には現実的でもある
by te27sf
| 2007-04-10 21:58
| オーディオOFF会
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